土地改良区の詳細情報

地域・地形・気候について

 地域について

 本地域は新潟県新潟市の北部に位置し、新潟市、新発田市、阿賀野市、聖籠町を以って形成されている。

 本地域の北側の日本海側は木崎濁川区域で新発田市との境である東側は葛塚区域、阿賀野市との境である西側~南側は豊栄区域の3区域で形成されている。

 水系は、阿賀野川を主幹とし、一級河川新井郷川、駒林川、大通川、派川加治川、新発田川、福島潟から形成された第4期新層の沖積地帯である。

 洪水時においては、地区の東側に位置する福島潟より福島潟放水路を経由し日本海へ、地区の中央部は一級河川阿賀野川水系新井郷川を流下し日本海にいたる。

 管内の標高は、-1.0m~+3.5mの低湿地水田地帯であって、土質は沖積土で強グライ土壌粘土還元型と泥炭土壌がほとんどであるが地区の北側は海生沖積層からなる砂質地である。

 当土地改良区は、前述した区域毎の3つの土地改良区であったが、平成30年2月に新潟北土地改良区として新設合併した。

 管内受益(賦課面積)は令和元年度当初で田4,070ha、畑170haであり、管内の区画については、圃場整備を昭和30年代から(10a~20a)その後、昭和50年代から平成10年代に(40a~100a)整備を行っている。





 地形について

 本地域は、新潟市北区に位置し、地区中央の市街地を取り囲み受益が広がっている。

 地区の南側~北側の東港に福島潟放水路が流れ、地区中央には新井郷川が縦断し、西側は阿賀野川が南より北へと流下し日本海にいたる。

 標高は南端部で3.0m~3.5m程で北部へと下降傾斜し、最北部では-1.0m~0.0mの低湿地水田であり、土質は沖積土で強グライ土壌粘土還元型と泥炭土壌がほとんどである。

 地勢は、南部より北部方向へ1/3000~1/5000の勾配を示し、東部より西部方向へ1/1000~1/2000程度の勾配で、地区全体の平均勾配は1/3000~1/4000程度である。





 気象について

 本地域は、新潟県では比較的積雪が少なく、根雪期間も短い地域である。

 飯豊連峰が控えていることから、日本海側の気象特性が顕著で、冬期間は西、または北西の季節風が強く、低温寡照で12月から3月中旬まで降雪を見る。

 また夏は高温多湿で、特に梅雨明け時期には集中豪雨に見舞われやすい。

 灌漑期では平均気温は22℃前後、非灌漑期は8℃前後であり稲作には最も適しており、新潟県における主要産米地帯である。

 年平均気温 13.5℃、年間降水量1,780mmであるが、10月~4月の非灌漑期に1,060mmと年間降水量の60%を占め、雪を含めた冬期の降水が多い。

 また、連続干天日数の起こる頻度は、7、8月が最も多く、干ばつ被害を被っている。





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